アニメフェスティバル《あまてらす》~ベラルーシ
2003年4月14日、ベラルーシの首都ミンスクで近代アジア文化のアニメ祭り《あまてらす》が行われました。このフェスティバルはもう一つの有名な日本アニメ祭《ひがん》のように毎年ミンスクで開かれている祭典です。
《あまてらす》祭にはたくさんのファンがベラルーシ中から集まり、日本のアニメ、漫画のキャラクターにメーキャップ(コスプレ)しました。そしてステージ上ではポーズをとり、日本語で歌ったり踊ったりして出演しました。休憩時間になるとコスプレをした参加者達と観客達が一緒に写真を撮ります。この催しは8時間続きました。
それではベラルーシのアニメファンがどのように《あまてらす》や《ひがん》といった祭典に接しているかみてみましょう。
彼らは「アニメーションは世界中にあるが、日本のアニメが最高です!」と言いきり、それに情熱を燃やしています。
祭典当日には早朝から開催場所にやって来て準備をします。この日のために用意した特別な衣装に着替え、長い時間をかけて特殊メイクをします。自分の好きなアニメや漫画のキャラクターのコスプレをする人もいればそれらの作品を参考にして自身が考え出したオリジナルキャラクターに扮する人もいます。その後、真剣にリハーサルを行い、本番に臨みます。
舞台の上でも、ロビー、観客席でも自身の役になりきって訪れた人達を楽しませます。こういった友好的な雰囲気の中で皆が一体となりすばらしい時を過ごします。
祭典のフィナーレが終わると参加者達はようやくメイクを落とし、普段着に着替え、満足した表情で帰途につきます。彼らは言います。「毎回、自己実現ができ、日本のアニメ、漫画のすばらしさを分かち合える仲間と出会えるこのフェスティバルでは言いようのない喜びを得られます!」
彼らはもう一般の日本人よりも日本のアニメに詳しく、彼ら自身から日本のアニメーションについて知ることができます。日本のアニメと漫画がこれほど世界中で愛されていることはとても嬉しいことです。そして、これらはもはや流行ではなく、真の日本文化になったといえるでしょう。
《あまてらす》や《ひがん》といったフェスティバルを訪れた人達は日本アニメ、漫画から抜け出てきたキャラクターと実際に会える夢の世界へ行くことができます。